Return to site

愛するというコト

それは、私がバーテンダーとして生き続けられる真髄。

先日74回目の誕生日を迎えた母と二人で近所の蕎麦屋へ。

恥ずかしながら母と二人で食事をするのは人生で2回目。

もうすぐ49歳になるというのに私はいまだかつて親不孝者なのである。

どの蕎麦を注文しようとメニューをみていると、母の隣に一人の青年が座った。

「これ、めっちゃくちゃ旨いっすよ!」

という彼のおすすめ、旬の桜海老のかき揚げがのった蕎麦を母と私は註文した。

蕎麦屋で偶然出会った好青年と場所を変え話しをする母の後ろ姿。

素晴らしく魅力的な青年が使うカップは、彼が生まれた頃に焼いた母の手作り。

彼が生み出す紳士的で優しい時間が珈琲の薫りとマリアージュした。

大好きな母と度々デートをするというまだ24歳の好青年は、

いま自分がおかれた状況をきちんと把握し、この先の生き方を考えている。

本当に彼はまだ24歳なのだろうか。 

ふと、その頃の自分が母を前にして蘇る。

彼は 練習に行くまでのあいだ 母を魅了させてくれた。

私は母を最も尊敬している。

これまで母からは多くのことを学ばせていただいた。

その多くは「愛する」ということである。

人を愛しモノを愛する、自然を愛し生きていることに感謝をする。

きっと母は彼の職業が今と違ったとしても、

目の色がかわり、そして見方を変える人ではない。

いま、目の前にいるのは24歳の青年であるというコト。

74歳を迎えた母へのバースデー・プレゼントは偶然おとずれた午後のひととき。

サッカー日本代表などに全く興味ない母は、

情熱的に生きているひとりの青年に恋をしていたようでした。

All Posts
×

Almost done…

We just sent you an email. Please click the link in the email to confirm your subscription!

OK