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それぞれ

それは、男たちの生きざま。

掛川に来てもう何年になるだろう。

関西で生まれ育ち仕事を覚えた男は自らのスキルを高めるため

数年前にこの街にやってきた。

この街にやってきた男はこの店と出逢い葉巻を嗜むようになった。

この夜 彼が燻らせたのはオヨ・ド・モントレー・ル・ホヨ・デュ・プリンス。

先日出かけた関西一の繁華街で探し当てた一本である。

今では彼の定位置となったカウンター右から2つ目の席。

デュ・プリンスの香りだけだった店内に、他のハバナがマリアージュされだした。

エル・レイデルムンドやモンテクリスト、ラモン・アロネスやパルタガスの香りとともに聴こえてくるのは、

彼がテレビなどで見ることのあるレーサー達の声であった。

この街で葉巻を覚えて数年、彼が葉巻を嗜むようになり知ったコトがある。

それは、自分のすぐ近くには全く別の世界があり、

葉巻を嗜むことによりその世界と繋がることができるというコト。

これは葉巻を嗜む男にしかわからぬ世界観でもある。

祝勝会を兼ね4人で紫煙を燻らせたスーパースターの後ろでは、

デュ・プリンスを独り燻らす男が自分だけの時間を愉しんでいた。

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